ボード工事・軽鉄工事の単価の違いや見積書の内容をどう見れば良いのか工程別の詳細を知ることで、複数の見積書をとったはいいけれども単純に比較ができなかったり、工程を省いた見積書になっているなどを識別することができるようになります。
各工程と見積詳細について解説していきます。
ボード工事の単価とは?
一般的にボード工事や軽鉄工事の単価とは㎡当たりの金額を指します。
単価には工賃や材料費も含みます。仕様による素材の違いなどによっても異なります。例えば、ボード工事の場合は耐水ボード、吸音板など特殊なボードなどです。
ただし、材料搬入費、残愛処理費、足場、交通費、駐車場代などの諸経費に関しては含んでいないケースがほとんどです。
軽鉄・ボード工事の見積書の見方
主要な項目の内容について解説します。
天井LGS
軽量鉄骨を用いた天井の下地となる骨組みをつくる作業です。
吊りボルト、野縁、野縁受けなどの鉄骨材料費用などが含まれます。
壁LGS
軽量鉄骨を用いた壁の下地となる骨組みをつくる作業です。
部材としては天井と床に平行に設置するランナー、床から天井まで垂直に柱となるスタッド、振れ止め、補強材、スペーサーなども含まれます。
天井ボード貼り
一般的な石膏ボードを軽量鉄骨の骨組みにビスで固定する作業です。
工事では設置器具や形に合わせてボードをカットしたりします。ボードに打つビスのピッチはボードの種類や施工指示書に従います。
壁ボード貼り
一般的な石膏ボードを軽量鉄骨の骨組みにビスで固定する作業です。
工事では設置器具や形に合わせてボードをカットしたりします。ボードに打つビスのピッチはボードの種類や施工指示書に従い、ボード間をパテで埋める作業も含まれます。
水平振れ止め
振れ止めの材料と設置作業が含まれています。
付帯作業
点検口の設置や開口部の補強作業などです。
諸経費
車両費用、駐車場代などを表します。
軽鉄工事とボード工事は同じ業者が対応することがほとんどです。
工事単価の変動要素
工事単価の変動要素としては設計および施工計画書による仕様によります。
施工計画書には石膏ボードの種類(強化石膏ボード、防水ボードなど)、厚み、施工枚数などが指定されています。
一般的には作業内容と材料を合わせて㎡単価で提示することになりますが、この単価に上記の素材等の変更が反映される形となります。
軽鉄工事・ボード工事の市況
軽鉄工事、ボード工事の単価についてですが先行きの材料単価高騰が見込まれています。材料高騰に対しての対策や高騰を見込んだクライアントとの調整が必要になりそうです。
まとめ
ボード工事、軽天工事の単価と見積りの見方について紹介しました。
価格について㎡単価で提示されますが使用する愛量により㎡単価へと反映されます。記載してある材料のスペックについて十分確認することをおすすめします。